東日本大震災の翌日早朝から2週間の間、祖父母宅で在宅避難をした経験から、「これは非常持ち出し袋に詰めるべき!」と感じた「本当に必要なもの」をリストアップして解説しています。「あってよかった!」と実感した、【実際に役立ったもの】とは?
南海トラフ大地震注意情報が出た今年、ぜひご参考頂き、家族やご自身の為に備えましょう!
防災グッズ「本当に必要なもの」リスト
東日本大震災での在宅避難中に
●「あってよかった!」と感じた実際に役立ったものと、
●「これがあればよかったのに!」と感じたものを、
本当に必要な防災グッズとしてリストアップしてみました。
実際に役立ったもの
- ライト
- ラジオ
- 電池
- 石油ストーブ・カセットコンロ
- マッチ・着火ライター
- バケツ
- スリッパ
- ガソリン(車用)
- 灯油(石油ストーブ用)
- 食品用のラップ
「これがあればよかったのに!」と感じたもの
- ランタン
- 飲料水用コック付きタンク
- 運搬用の台車・カート
- 消毒用アルコール
- 体拭き用ウェットシート
- 液体ハミガキ
- ガソリン(車用に満タン)
- 灯油(石油ストーブ用にタンクにストック)
- うちわ(特に夏の時期に)
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防災グッズ「本当に必要なもの」を経験談と共に解説!
実際に役立ったもの
ライト
ライフラインが停止した後も度々発生する長めの余震。「電気を(使える状態で)消している暗闇」と「電気がつかない暗闇」とで、こんなにも違うのだと痛感しました。夜になって「とりあえず寝よう」と懐中電灯を消せたのは数秒間。ライフラインが途絶えた際の暗闇の中で起こる余震程怖いものはなく、発狂しそうなほどだったので、懐中電灯があったことで精神的に本当に助かったと感じます。経験して感じた実際に役立ったものランキング1位であり、最低でも一人1つは備えておかれることをおすすめいたします。震災後に真っ先に備えたものは、懐中電灯よりも広範囲を照らすことが出来る、手回し充電ができるLEDランタンです。
ラジオ
「状況を知る」以外にも、余震の恐怖を紛らわしてくれたもので、「心のヨリドコロ」でもあったラジオがあったことで、少し落ち着けた気がします。言葉を詰まらせながら、涙ながらにそれでも「ちゃんと伝えなくてはいけませんね・・」とお話しされていた当時のアナウンサーの方の声は忘れられません。
電池
電気が復旧するまでひたすらラジオを聴いていましたが、今使ってる電池が無くなったらどうしよう!となり、思いついたのが家中の時計から電池を抜いて集めた事でした。ビニール袋にまとめて入れてラジオに結びつけておき、ひとまずホッとしました。単1から単4サイズの使用する種類の備蓄と、使用期限を確認されることをお勧めします。
石油ストーブと灯油・カセットコンロ
3月に起きた東日本大震災。3月とはいえ、東北はまだ寒い時期。石油ストーブを日頃から使用していたのですが、この時ばかりは「神様」に思えました。【電気を使わないので持ち運んでどこでも使える】【暖を取れる】【お湯を沸かせられる】【煮炊きが出来る】ことで、とにかく「神」で「ありがたい」ものでした。6畳用の小さめのストーブですが、震災後に購入したものの中の一つです。暑い時期にはカセットコンロがあると役立つと思います。
マッチ・着火ライター
仏壇があったため、これらは十分にあったのですが、石油ストーブを使用する際に必要なもののひとつでした。家屋倒壊などで外で余儀なく生活をしなくてはならなくなった場合、火を起こすために有ると役立つと思います。
バケツ
水道が止まって飲料用水の次に困るのが、トイレを流す水。幸い家の近くに小川が流れていたので、その小川より水を汲んで運んで、という時に「あって良かった~!」と痛感したのがバケツ。満タンにしても持ち運べるサイズが数個あると役立ちます。火災が発生した場合にも火を消したり、椅子代わりにしたり踏み台にしたり、と、いろいろ代用が出来ます。
スリッパ
特に在宅避難となった場合、床に散乱した陶器やガラスの破片を片付ける際に必要です。普段スリッパを履かないという方も、片付けの際にスリッパがあれば、外履きの靴やスニーカーを家の中で履かなくてもよくなり衛生的にも良い為、備えておかれることをお勧めいたします。
ガソリン(車用)
震災後にはガソリンスタンドに長蛇の列ができていて、並んだものの、自分のところまでガソリンが残ってるのだろうか?と思わずにいられないほどの渋滞にあい、特にライフラインが開通したあとなどは、食料品を手に入れる際、近くのお店が開店しているとは限らない為、離れた場所まで車を走らせないといけない場合や、家屋倒壊の場合には、エアコンが使えたり、避難所の代わりにもなるため、日頃から満タンにしておくことをおすすめします。
食品用ラップ
断水で食器が洗えない中、役に立ったものが食品用ラップ。お皿に敷けば洗わなくて済みます。手が洗えない時にもラップがあれば食べ物を包んだりして食べられるので衛生面でも役立ちます。
「これがあればよかったのに!」と感じたもの
ランタン
懐中電灯とは違い広範囲を照らすことが出来るため、これがあったら精神的にはだいぶ違ったのではと痛感した物になります。手回し充電が出来るLEDランタンは震災後に1番最初に購入した物になります。
飲料水用コック付きタンク
当時はタンクがなかった為、鍋やペットボトルで飲み水を貰ってきていましたが、コック付きタンクがあれば、使いやすくこぼしたりすることもなく便利に使えたのではと思い、こちらも震災後に購入し備えたものになります。
運搬用の台車・カート
トイレ用の水をバケツで運ぶ際に痛感したものです。特に水は重い上、何回も運ぶとなれば一台備えておくことをお勧めいたします。階段でも使えるカートだと階段があるところでも使いやすいと思います。
消毒用アルコール
断水でまともに洗えていない手で目をこすったらしく、結膜炎になりました。幸い眼科の先生が見えたのでギリギリのところで診察していただけましたが、そのまま診察できなかったらと思うと大変だっただろうと思います。断水の中、救助や片付けなどで汚れてしまった手を消毒するアルコールスプレーやウェットシートがあることで重宝し役立つと思います。
体拭き用ウェットシート
断水で入浴が出来ない場合に、アルコールシートとは別に、体用のウェットシートがあれば、汗をかいた際などにも役立ちます。赤ちゃんのおしりふきでも代用できます。
液体ハミガキ
限りがある生活水を節約できる上に、衛生と健康を保つことで心にも余裕ができるので、備えておけば必ず役立つものになると感じます。
ガソリン(車用に満タン)
震災後にはガソリンスタンドに長蛇の列ができ、長い時間並ばないと手に入らなくなるため、車の燃料タンクが残り半分の量になったら満タンにするなど、日頃から早めに満タンにするクセをつけておくとよいと思います。
うちわ
夏の暑い時期に震災が起こった場合、停電で扇風機が使えなくなる状況を思い、扇ぐものが必要と思いました。「体を濡らして扇ぐ」ことで体に溜まった熱を取ることが出来たり、冬には火を起こす際にも扇ぐものがあれば便利と思いました。
防災グッズ「本当に必要なもの」まとめ
- ライト
- ラジオ
- 電池
- 石油ストーブと灯油・カセットコンロ
- マッチ・着火ライター
- バケツ
- スリッパ
- ガソリン(満タン)
- 食品用のラップ
- ランタン
- 飲料水用コック付きタンク
- 運搬用の台車・カート
- 消毒用アルコール
- 大人用体拭きウェットシート・赤ちゃんのおしりふき
- 液体ハミガキ
- うちわ(特に夏の時期に)
普段自宅にあるものから、大きめのものまでありますが、現在自宅にないものからひとつづつ揃えてみてはいかがでしょうか?いざという時にはきっとお役にたつものばかりと思います。